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  2010/10/20  大汝峰の頂上から、御前峰やお池の方向を見たいとずっと思っていたのですが、仕事が休みの日には
           いっつも天候がいまひとつで、なかなか登れずにいた白山。
           お天気はイマイチでしたが、2010年最初で最後の白山と割り切って独りで行ってきました。
           初冠雪の1週間前でした。
           砂防新道−黒ボコ岩−室堂平−トンビ岩コース−南竜ヶ馬場−砂防新道。
           帰りに熊!!と遭遇するという恐怖の体験をしてしまいました。

    白山別当出合 駐車場 遅くても5時30分には自宅を出ようと思っていたのに、 
結局起きたら5時30分!? 6時10分出発。この40分はイタイ…。
車を走らせ、別当出合へ。
上の方にある駐車場には車が十台程ありましたが、
一番遅かったかも?とちょっと心配になる。
8時10分 身支度を整えて駐車場を出発。
別当出合 吊橋 登山センターには、男性登山者が2人だけ。閑散とした雰囲気。
お手洗いの扉は閉まっていて、『コオモリが入るので入口は閉めて
ください』という旨の張り紙がしてありました。
夏山で混雑している時は何も思いませんでしたが、なんだかちょっと
怖いかも^^;
中の個室をとりあえずひとつひとつ開けて、コオモリと不審者が
いないかチェック^^; 
女独りだと一応こんな所にも警戒心が働きます。。。

  気を取り直して、Let’s Go〜♪砂防新道〜イェ〜イ♪
砂防新道 新しい登山道 登山道側面
 2009年に新しく整備された登山道。ここはかなり急なので、登りの時だけで、下りは巻道になった旧道を利用
 するようになっています。登山道の側面を覗き込むと、斜面はこんな風に階段状に留められていて、
 下は谷(でいいのかな?)になっています。登山道とはかなり高低差があり、すごい施工をするものだな〜
 なんて感心しながら眺める。帰りに、この高低差ゆえに恐怖の体験をするとも思わずに。。。

ツクバネソウ結実  最初は、落ち葉の「ハラハラ…カサッ」の音にもビクビク。
 でもそんなことはすぐに気にならなくなりました。
 ツクバネソウの実 ↓
 今まで実の下の赤い部分が残っているのしか見たことが
 なかったので、疑問が解けてスッキリ!
 花後はこんな風に結実するんですね。この状態が羽根つきの
 羽に似ていることからツクバネソウ。納得。
ツクバネソウ結実
ツルリンドウ結実 マムシグサ結実
   ↑ ツルリンドウの実。 デッカイマッチみたい。    ↑ マムシグサの実。 花は気持ち悪いけど実は許せるかな。
     お花のその後♪の姿を観察しながら歩くのが楽しい。 根っからの山野草好き^^

白山砂防新道 登山道 紅葉
紅葉が最高に綺麗でした。こんな景色を独り占め♪贅沢〜。
白山砂防新道 登山道 落ち葉
落ち葉の形だけで樹種が分かるようになるともっと面白い
だろうな。。。なんて考えながら。
帰りはこの落ち葉を見て、「朝も眺めたな〜」と思った直後に
恐怖の体験をするとも思わずに。。。

中飯場 白山 紅葉
 ↑ 中飯場。誰もいません。いつもは素通りですが、今回は奥まで
   行って景色を眺めてみる。気ままにふらふら(笑)
   工事用の車道と交わった先。→
   なんともいえないシックな紅葉に溜息が出ました。
 ↓ 不動滝。
白山 不動滝 白山 不動滝
でもその下部には、砂防堰堤と工事用の建物。この光景は、
いつ見ても複雑な心境になりますが、2004年5月には、別当谷で
発生した土石流が、吊橋を流出する大被害をもたらしたそうですし、
甚之助谷付近の尾根は、現在も年間15cm程も下にずれていっている
そうで、山麓や手取川下流域に暮らす人々の生命を守るためには
必要な工事なのでしょうね。

ナナカマド 紅葉 ナナカマド 紅葉
白山登山道 白樺    ↑ 茶色く見えたのはナナカマド。葉っぱがくるっくる。
   ← 目印のいつもの樹。
    ↓ 別当覗。いつもは素通りですが覗いてみる(笑)
別当覗
  この辺りを過ぎると、何人もの下りの登山者とすれ違うようになりました。室堂の山小屋は18日までの
  営業だったようなので、テント泊の人たちでしょうか。登りは…相変わらず私だけ?

白山登山道 木道  なんだか前方に見える崖?が異様に近くに感じられます。以前は
 これほどの印象は受けなかったような気がするのですが・・・
 ここが甚之助谷付近なんでしょうね。きっと。
 と、そこに・・・出ました〜〜。昭和の看板!(笑)
 地すべり、侵食や崩壊を防ぐ為の工事内容を記した案内板
 でした。かなり崩落が進んでいて深刻な状態のようです。。。
工事案内板
案内板 案内板
    は〜い。
    有難うございます^^
いえいえ。
大変な工事お疲れ様です(笑)
白山 甚ノ助非難小屋
     程なく甚之助非難小屋到着。手前に新しいお手洗いの建物を造るようで、工事関係者の人が作業をしていました。
     赤いのはナナカマド。この辺りまで来ると葉っぱはすっかり落ちてしまっていて、枝に実だけ。なんか素敵。

南竜分岐から 黒ボコ岩コースへ
南竜分岐到着。ここまで2時間30分。下の方に見えるのが
甚之助非難小屋。 別山は全く見えませんね。
    そのまま黒ボコ岩コースへ。
    ここまでは、まだお天気も持ちこたえていたのですが・・・
白山 十二曲がり  あっという間にガスが出てきて、ポツリポツリと
 雨も落ちてきました。早め早めが安心…とレインウェア
 を着ることに。
 ズボンを履こうとして、ふくらはぎががつる!(歳〜)。
 くぅぅぅ〜〜っともがいてたら、知らぬ間に登りの単独の
 男性が後にいて、ビックリしました(恥〜)。

 自宅を出た時から、大汝峰は時間的に無理。。。とは
 思っていましたが、天気が崩れてきて諦めが
 つきました。
 気温も急に下がり、かなり寒くなってきたので、
 とっとと室堂まで登って…
 トンビ岩ならなんとか回って帰れるかな。
  ← 振り返って。
    登ってきた十二曲がり(三ノ越の急登)
白山 延命水 黒ボコ岩
            ↑延命水 
              黒ボコ岩 薄っすら。 →

弥陀ヶ原   ← 弥陀ヶ原  真っ白け。
  五葉坂 五葉坂まできたら、
エコーラインや観光新道
経由の登りの人たちが、
次々と、何処からともなく
現れました。
良かった〜。
室堂平 白山室堂ビジターセンター 白山神社奥宮祈祷殿
  室堂平(2450m)に到着。ビジターセンターは分厚い扉で閉切られ、
  冬季閉鎖中。休憩中の登山者は十数人。
    白山神社奥宮祈祷殿もガスの中。荷物を整えたら、
    そのまま休まずトンビ岩コースへ。12時40分。
トンビ岩コースへ トンビ岩コースへ
   初めてのコースなのでウキウキ♪標識に従って歩き出すと、
   ← 最初はこんな感じですが、すぐに↑のような道に。
   これはこれ以上ガスったら登山道を見失いそうでちょっと怖いかも。
   しかも・・・また独りになったし^^;

アオノツガザクラ結実 コバイケイソウ結実
      でもね、歩き出せば結局楽しい♪ ↑ アオノツガザクラ(左) コバイケイソウ(右)   の、お花のその後〜。
      この時期にはこの時期の風情に楽しみを見出せばいいのです。
トンビ岩コース登山道  ← 道の両脇には、登山者が積んだ石のお山(ケルン)が
   点々と。登山道を見失わない為の目印。
ハイマツ帯
    暫く行くと、ハイマツ帯の中へと道が続きます。 
ハイマツ帯 シラタマノキ
     こちらは良く踏み込まれた道なので、迷うことはありませんね。
   五葉坂辺りからポツポツと見え出した
   シラタマノキ。
   こちらのコースでは、登山道の両脇に
   いっぱい自生していました。楽しい〜。
シラタマノキ
トンビ岩コースから御前峰
      振り返ると、ガスの中に薄っすらと、御前峰(白山の最高峰) 見えた♪
トンビ岩 さらに進み・・・
ハクサンシャクナゲの株が増えてきたなと思った頃、
前方に薄っすらと、トンビ岩見えた♪(嬉)
トンビ岩
トンビ岩
    ぐるっと回って反対側からも。
    うん。こちらからの方がトンビっぽいかも。

トンビ岩コース クロマメノキ 紅葉
  トンビ岩をピークに、ここから一気に下ります。
  そしてこちらにだけ、紅褐色に紅葉した低木があり、
  シラタマノキが何故こちらの斜面だけ紅葉してるんだろう?
  と不思議に思っていたのですが・・・
クロマメノキ
   クロマメノキでした。クロマメノキは初めて見たので、トンビ岩を境界にガラリと変わるなんて考えも及ばず、
   紅葉して白が黒になったのかと。。。(←あんぽん^^;) でも、自生って不思議ですね。何が領域をそう区別させるのでしょう。
   クロマメノキ ツツジ科スノキ属の落葉低木。 浅間山に多く自生し果実はアサマブドウと呼ばれます。
   でも実は、葡萄や豆ではなくブルーベリーの仲間で、食用になりジャムなどにもできるそうです。 食べてみれば良かった^^
クロマメノキ コイワカガミ 紅葉 コイワカガミ 紅葉
   クロマメノキに混じって、惚れ惚れするようなシックな色に
   染まっていました。コイワカガミのお花のその後♪ →
トンビ岩コース  歩いてきた道を振り返って。。。

 ゴロンゴロンの岩場を、モクモクと歩きました。
 快・適♪
 こういう非日常の場所に独りで身をおくことって、
 怖さもあるけど、自分を見つめるのには
 とてもいい環境。
トンビ岩コースから南竜山荘
         南竜山荘の赤い屋根、見えた♪(嬉)
         でも、ここから結構長い道のりで、なかなか着かなかったです^^;

登山道 登山道
こんな道や・・・ こんな道を・・・テクテクと下る。
トンビ岩コース登山道 トンビ岩コース登山道
 雨が降ったら沢と化してしまいそう。 振り返って。。。
白山 南竜ヶ馬場
    南竜ヶ馬場着。14時25分。下りに約1時間45分?写真撮りながらふらふらと30分はオーバーしてますね。
    山荘には電気はついていましたが、登山者は誰もいる気配がありませんでした(焦)

南竜 木道 展望台
木道を小走りに… 方位盤を超え…
南竜道 ← ちょっとガレた場所は慎重に…南竜道をひた走る。
南竜分岐
南竜分岐着。14時45分。
ちょうど黒ボコ岩から下りて来た人達と一緒になりましたが、
最後にはならないように、とにかく先を急ぎます。
15時。 甚之助近くに建設中の建物を過ぎる。
まだ工事関係者の人はいても、作業終了後は、
途中の車道から車で帰ってしまいますからね。
とにかく先を急がねば。
白樺
帰り道で気がついた。いつもの樹は白樺だったんだと。今更…^^;
ガスの中で白い幹が浮かび上がっていて、とても綺麗でした。
先日植栽工事でお世話になった山○様が見たら、喜ぶだろうな・・・
とか考えながら。。。ひたすら先を急ぐ。

ツリバナ マユミ
普段は、下りはほとんど写真を撮らないのですが、ココだけは
どうしても撮り直ししたくて・・・。マユミの一帯。
ツリバナ、マユミ
登山道の両脇ともに、ピンクのマユミと赤のツリバナで埋め
尽くされていました。私の庭の玄関先のシンボルツリーは、
赤いツリバナですが、マユミも同じニシキギ科で、サク果が
ピンク色で4裂に分かれます。草もの盆栽でもよく使われる
素材ですが、結構高価なので、こんなにたくさんあると圧巻♪
マユミ
登山道 何人かを追い越し、追い越され。。。
中飯場を過ぎて。
16時過ぎには戻れそうだけど、前後に人は無く、独り^^;
雨がポツポツと降り出し、あとちょっとなのにな〜とか思いながら、
← ブレブレの画像を撮ったのが、15時49分。
別当出合 吊橋 そして、このお決まりの吊橋の画像を撮ったのが、16時14分です。
。。。そう、この空白の25分間は、恐怖で心臓バクバクのnejiだったのです〜。
登山道の左側の谷になっている部分からは、たくさんの樹が生えているのですが、
その真ん中程にある大木に、ゆさゆさとしている黒いもの。。。!
熊!!!と思った瞬間、私は瞬きもできず、頭の中は真っ白〜〜〜に。
そして、「熊が出ても知らんぞ。そんなとこ独りでいくなや〜」と忠告してくれた主人の言葉が
頭の中をぐるぐる。
マジか。。。
それでも一瞬カメラを構えた私。(←超あんぽん)
しかし次の瞬間、そんな場合じゃないと我に返る。
熊は樹の上にいますが、最初に紹介したように高低差があるので、登山道からは左前方の
目線より少し高い位置くらいにユサユサしてる感じなんです!!
最初は見つからないようにソロリソロリと・・・。横をすり抜ける。
でも、「刺激しないように目を離さずゆっくりと後退る、背中を向けてはダメ」とかいうのは、
熊と鉢合わせした時の対処法で、相手がまだ気づいていないこの場合は、鈴をならすべきじゃ?
とか・・・本当に頭の中をグルグルと。。。一気にいろいろ駆け巡る感じ。
そして、熊が樹を降りだした!!のを見た瞬間、鈴を気違いかというほどならしながら、
一目散に逃げだした私がいました(笑)
  後を振り返りながら、熊が突撃してこないか確認。早足で、でも滑って怪我をしない様に注意しながら(この辺ちょっと冷静)ひたすら逃げる。
  すぐに、旧道へ折れて遠ざかっていく感じになったので、やっとひと安心。。。でも、あと吊橋まで15分くらい歩かねばなりません。
  他の樹に熊がいないかキョロキョロしながら、前方に黒いものがいる気がして止まって様子を伺ったりと、 めちゃくちゃビビリながら進む。
  ↑の吊橋を渡ればダイジョウブ。。。でも、吊橋の向こうから熊が来てたら?
  登山センターまで来たらダイジョウブ。。。でも、勝山市のディケア施設で堂々と玄関から入ってきた熊いたし、センターに着いたらいたら?
  駐車場まで行けばダイジョウブ。。。でも駐車場に行くまでまた少し山を下る。。。最後の最後に出てきたら?
  車の運転席に座るまで、ずっとこんな感じで生きた心地がしませんでした。
  登山センターには、男性がひとり。駐車場には3人いましたが、「く、熊が出ましたぁ!!」と言うことも出来ず、
  車を走らせ白峰まで来たところで、携帯がなって、やっと圏外脱出。。。した思い。
  主人の「無事か〜?」の声に、「く、熊が出たぁ〜」と、やっと一気に緊張から解き放たれたnejiだったのでした。
別当出合 登山センター 熊は日没前後に活発に活動するそうです。
16時ならまだ大丈夫だろうと考えていた私。なにを根拠に・・・?^^;
15時が安心ですね。ということは、これからは12時折り返しです。
やっぱり朝の40分が痛かったということです。反省。(これも根拠はなし)
「見通しの効かない曲がり角に来たら、スピードを落として必ず鈴を鳴らす!」
これも大切なことなんだそうです。(これは友人のブログから抜粋させて
いただいたので、根拠ありです:笑)
もうこんな経験はしたくはないですが、とりあえず何事も無くて幸いでした。
きっと熊さんは、ただ食事をしていただけなんでしょうが。。。^^;
山ガールが流行ってて嬉しいことですが、自然は怖い一面がありますし、
私も気をつけながら、これからも続けていきたいと思います。(懲りてないのか〜)

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 (ご登場いただいたのは、熊本県のゆるキャラ「くまモン」です。
  一応公務員で、芸能人の友達はスザンヌなんだそうです^^)


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