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  2010/4/14  福井県越前市今立地区にある権現山を歩いてきた時の様子です。600mに満たない里山で、気軽に歩けますが、
           歴史は古く、文武天皇の大宝元年(701年)泰澄大師により開山されたと言われています。
           越前市の天然記念物に指定されている『柳の滝』と呼ばれる大小5つの滝があり、なかなか楽しい山です。

   権現山 登山口   今立の服間地区にある小次郎公園を右手に見ながら、
 さらに奥へと車を走らせます。
 柳という小さな集落の民家の間の細い道を抜けて、登山口へ。
 舗装された駐車場もあります。
 この山は、3年ぶり♪
 まずは、権現山の裏参道にあたる柳の滝遊歩道へ。
不動滝  うっそうと苔むした中に、最初に見えてきたのは、
 滝の横に不動明王が祀られている『不動滝』です。
 高さ8m、幅7mの一枚岩の岩壁を流れ落ちる滝。

 この不動明王の祀られている岩壁には、佐々木小次郎の
 幼名の「小六」という文字が刻まれていることから、
 剣豪小次郎が幼い頃にこの滝で剣の修業をしたと
 伝えられているそうです。
 小次郎の生誕地とされる北坂下の高善寺とこの滝とは、
 1500m程度の道のりということなので、
 ありうる話かもしれませんね。
不動滝    不動滝を下に見ながら、
   整備された遊歩道を上がっていきます。
ハルユキノシタ
ハルユキノシタ 登山道脇一面に広っていた、
ウォーターマッシュルームの大型版みたいな葉。
何だと思いますか?
正解は…ハルユキノシタです。

普通のユキノシタの葉には網目模様の斑がありますが、
こちらは斑がなく、みずみずしい緑色。
葉の切れ込みも浅いのが特徴です。
ハルユキノシタ ハルユキノシタ
    お花はその名のごとく、春先の早い時期に咲きます。
    今回は、まだ蕾だったので、
 ← 前回歩いた時の画像を探してみました。
    ユキノシタと同じような花ですが、上の3枚の花弁にはいる
    斑点が、ユキノシタのような赤紫色ではなく、黄色です。
    また、ユキノシタの様にランナーで殖えることはないようです。

お釜滝  2番目の滝は、『お釜滝』。由来は…看板の通り(笑)
 小さい滝ですが、強い水勢によって滝の中腹が
 えぐられた滝です。
 
お釜滝
柳の滝遊歩道 アオキ
       自然でとても歩きやすい道。            アオキの赤が映えます。
布滝 布滝
 五滝の中で、一番規模が大きな『布滝』が見えてきました。高さ36mの岩壁を滑り落ちる滝は、まるで白布をたらしたよう。
 今回は前回の時よりも、雪解け水が豊富で勢いがありました。

ニホンヒキガエル
ニホンヒキガエル
がえ゛る゛〜。デカイ〜〜。15cm位ありました。
でもって、黄土色で恐竜の小型版みたいです。
ネットで調べたら、ニホンヒキガエル。
いわゆるガマガエルちゃんのようです。
と、ここで…問題発生。
布滝のまわりは広場になっているのですが、地面にポコポコと、
黄色いものが…あちらこちらに…いる?
ニホンヒキガエル
 低地から山地にある森林に生息し、陸棲で繁殖期以外に積極的に水場に近づくことはないそうです。
 産卵場所は、布滝の水際なんでしょうね。この陽気で冬眠から覚めたのか、よく分かりませんが、
 動きの鈍い蛙たちが、これから登って行かなくてはいけない階段の、1段ごとにきちんと1匹ずつ^^;乗っかっていました。
 一緒だったSさんはお山暮らしをしているので、ガマガエルにも慣れたもの。
 私は身体を硬直させ、突然動き出さないように祈りながら(笑)、一段ずつ階段を上がりました。
柳の滝遊歩道   やっと階段を上りきり、遊歩道を振り返って。
  でも、ここでも登山道脇のところどころに
  黄土色のものが寝そべっておりましたが…^^;

  気を取り直して、
  同じ黄色でも明るい気分にしてくれたヤマブキ。
布滝とヤマブキ
ヤマブキ
   この柔らかい黄緑色と鮮やかな山吹色は、
   元気ややる気が出る色ですね。

 ← 布滝を下に見おろしながら♪
   黄色とのコントラストが素敵。
   この辺り、春はヤマブキの黄色ですが、
   季節により、ネムの赤、百合の白、モミジの紅葉と
   四季折々の景観を楽しめるようです

権現山   渓流沿いを歩いていきます。
  清楚な山桜がいい雰囲気です。
  沢の流れ、水音のある山は大好き。

  ここのところ、少々お疲れモードだったnejiでしたが、
  マイナスイオンをいっぱい浴びて森林浴。
  パワーチャージさせていただきました♪
窓滝
四つ目の『窓滝』に着きました。二つの峰に挟まれて、
1ヶ所窓を切った様に開けたところから落下するので
名づけられたそうです。高さは41mの段状の滝です。
ここには、テーブルと椅子が設置されているので、
滝を見ながらひと休みするのもいいかもしれませんね。
ヤマエンゴサク 水色
水色のヤマエンゴサク。かろうじて残っていました。
窓滝 こもり穴
こもり穴
   小さな橋を渡り、右手の登山道を少し上がると、もう少し近くから窓滝を眺めることができます。
   そして、「こもり穴まで30m」の看板。くさりがあるので、滝を渡って向かい側のこもり穴という洞穴へ行けるようです。
   一枚岩の巨岩の下がぽっかりと口を開けている、幅12m、奥行き9m、高さ1.5mの穴。
   平家の落ち武者が隠れ住んだと言われているそうです。洞窟とかはちょっと苦手なので…眺めるだけで^^;

権現山 登山道 エンレイソウ
エンレイソウ
スミレサイシン
  斜面を巻きながら登っていきます。     ↑渋さがたまらなく好きです♪エンレイソウ^^ 今年も同じ場所で咲いていました。
                             スミレサイシンもたくさんあります。
夫婦滝 五つ目の滝は『夫婦滝』という小さな滝です。
さらに、こんな箇所↓などありますが、実際はくさりが
なくても全然大丈夫です。年配の方でも安心して登れるよう
にと、地元の人たちがとても大事に管理、整備をされている
山だと感じます。
権現山 登山道
岩場 エンレイソウの赤ちゃん
 しっとりと苔むした岩場を、つぅつぅと滴り落ちる雪融け水。
 水音が音楽を奏でているようで、しばらくココで目を閉じて
 たたずんでいたいくらい癒された場所。
 エンレイソウの赤ちゃんもいました^^

大モミの木
 その後は、斜面にそって歩いていきます。
 頂上の少し手前にある2本の大きなモミの木が見えてきました。
 手前の樹は、市の天然記念物に指定されているそうです。
 樹齢は500年以上、根回り8m、樹高は30mの風格ある樹です。
大モミの木
権現山 登山道 ツチグリ
 最後の斜面を登っていきます。この斜面には、ツチグリ(土栗)があちらこちらにありました。↑
 別名を土柿ともいいますが、袋の中に胞子をつくる腹菌類のキノコです。
 比較的日が当たり、土が露出しているような場所に生えるようです。若い時は黒褐色の球体ですが、成熟すると外側の厚い皮が
 水分を吸収して膨張することで裂けて星形に開き、また、反対に乾燥すると丸まって胞子の袋を包みます。
 その際に袋が押されて、先端の穴から胞子が放出されるということです。
 ん〜。なんとなく消臭パフパフのCMを思い出してしまうnejiです^^
 さらに、乾燥して球状となっている時には、強風に乗って地上を転り、自身で移動するそう。
 そして移動先で湿気を帯びればそこでまた星型に開くのだそうです。あ〜なんだかエイリアンっぽい。本当にキノコですか?^^;
権現山 松ヶ嶽神社 権現山から
山頂にある松ヶ嶽神社に到着。この神社は、雨乞いの神として有名
なのだそうです。4月だというのに粉雪が舞う中、お昼にしました。
イワウチワ 松ヶ嶽神社から少し下ると、鞍部に古びた小屋があり、
その先の車道と交わり登り返すと三峰神社、広場になった
鞍が上の展望所へ行くことができます。
前回はそちらまで行きましたが、今回は小屋の手前に群生している
イワウチワ(トクワカソウかも)を眺めてから、
下山することにしました。

ヤブレガサ
  表参道の方へおりていきます。こちらの道は、結構急斜面なので下りに利用した方が楽ちんだと思います。
  そして、こちらにはコレがいっぱいいるので(笑)楽しみなんですよね〜。ヤブレガサ♪
  きゃ〜みんな〜、元気だった〜?(←超あんぽんですが、nejiは山で出会う山野草に対していつもこんな心境^^;)
 
ヤブレガサ
              なにがこんなにnejiを惹きつけるのかというと。。。きっと、こんなキュートさ♪
              傘が開らきませ〜んの図^^ 
権現山 登山道  ゆっくりと約3時間あまりの山歩きでした。

 この権現山のお花は、以前に春の山野草3でご紹介済み
 なので、重複する部分はあるのですが、
 今回は滝の水が多く迫力があって、お山自体を楽しめたので、
 山歩きのページにまとめてみました。

       時間は15時30分。そのまま権現山から少し車を走らせて、池田町まで足を伸ばすことにしました。
       お目当ては、ザゼンソウです。
ザゼンソウ
  ザゼンソウ  サトイモ科ザゼンソウ属
  寒冷地の林床や湿地などに生える多年草。
  僧侶が座禅を組む姿に見えることが名前の由来です。
  また、達磨大師をイメージして、
  ダルマソウ(達磨草)とも呼ばれます。
ザゼンソウ
     部子山麓の林道から少し入り、お水がちょろちょろと流れ込んでいるような湿った斜面にありました。↑ 
     こんな生まれたての可愛い赤ちゃんだったものが… ザゼンソウ
ザゼンソウの赤ちゃん
    だんだん赤紫色の部分(仏炎苞:ぶつえんほう)が大きくなって、こんな姿に…。 ↑
    お花の後に展開してくる葉っぱもかなり大きいので、この葉を目印にすると見つけやすいかもしれませんね。
    仏炎苞の内側にあるのは、花弁のない多数の花が集まった肉穂花序(にくすいかじょ)。
    開花している2週間ほどは、この肉穂花序で自ら20℃位の熱を発して周りの雪を溶かします。
    また、ザゼンソウには悪臭があり、発熱で雪の中からいち早く顔を出して匂いを発することで、
    花粉を媒介する昆虫たちを自身におびき寄せるのだそうです。
    英語ではskunk cabbage(スカンクキャベツ)と呼ばれています。巻いていた葉っぱを大きく広げて展開していく様子を、
    キャベツに見立てているようです。
ザゼンソウ お花のその後 そして最終的には、
こんな姿になっていってしまうんですね。。。^^;
葉が伸びてくる頃になると、仏炎苞も傷んでいることが多く
黒く腐っていく寸前の姿でしょうか。
この後には、種が大きく育っていくようですが、
なんだか別物のようで、
ちょっと複雑な気持ちになってしまいました(笑)
         身近な山でも、意外に本で見るようなマニアックな山野草たちを見ることが出来るものです。
         里山歩きも面白い〜と改めて思った1日でした♪


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